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ニチリンは5基準すべて◎|クオカード優待が変わる今、100株で持つ理由【制動の機工士】

marosa

ニチリンの株価は、2026年10月16日の終値で4,250円でした。

マロサの取得単価は3,810円。含み益は+11.5%で、100株を1年以上持っています。

ニチリンという社名を知らない人も多いと思います。でも、バイクに乗っている人なら、知らないうちにこの会社の部品に支えられているかもしれません。国内の二輪車用ブレーキホースで、100%近いシェアを持つとされる会社です。

そしてニチリンの株主優待は、2026年12月の基準日からクオカードからデジタルセレクトギフトに変わります。マロサは、クオカードを受け取ったことがある株主の一人です。

この記事では、ニチリンを当ブログの5つの基準で判定し、5つすべて◎となった理由と、優待の変更点、そして弱点まで、数字で正直にまとめます。

マロナ「こんにちは、マロナです。今回は『制動の機工士』として、ニチリンを紹介していきます。走る力より、止まる力。目立たない部品だと思われがちですが、大切な命を預かっています」

Contents
  1. 結論|ニチリンは「止まる力」を支える、5基準すべて◎の配当株です
  2. 5つの基準で判定|すべて◎。ただしROEは下がり気味
  3. 株主優待|クオカードからデジタルセレクトギフトへ
  4. マロサの保有状況|取得単価3,810円、含み益11.5%
  5. なぜニチリンは「制動の機工士」なのか
  6. マロサ×マロナ対談|100株で、優待の価値を最大にする
  7. 弱点・リスク|止まる力を支える会社にも、逆風はある
  8. よくある質問|ニチリンの配当と株主優待
  9. まとめ|止まる力を支え続ける、制動の機工士

結論|ニチリンは「止まる力」を支える、5基準すべて◎の配当株です

ジョブ制動の機工士
5基準◎5つ(2025年12月期・株価4,250円で判定)
稼ぐ力営業利益率は12年間、一度も7%を下回っていない(最低8.4%)
配当12年で16.1円→190円(約11.8倍、株式分割を調整)。減配は2020年の1回だけ
配当利回り4.47%(株価4,250円・予想配当190円)
総合利回り4.71%(100株・1年以上の優待1,000円分を含む)
マロサの保有取得単価3,810円・100株(含み損益率+11.5%、取得利回り4.99%)
株主優待2026年12月の基準日から、クオカード→デジタルセレクトギフト(金額は同じ)
最大の弱点自動車の生産台数・米国の関税・為替の影響を受ける。株価は上場来高値の近く

5つの基準で判定|すべて◎。ただしROEは下がり気味

基準ニチリン判定
自己資本比率40%以上68.5%◎
営業利益率7%以上12.3%◎
ROE8%以上9.4%◎
配当安定・増配傾向12年で約11.8倍。減配は2020年の1回◎
総合利回り3.5%以上4.71%(配当4.47%+優待0.24%)◎

※数値は2025年12月期。利回りは株価4,250円(2026年10月16日終値)、2026年12月期の予想配当190円、100株・1年以上の優待1,000円分で計算しています。減配があるのに配当を◎とした理由は、下の「配当」の項目で説明しています。

営業利益率|12年間、一度も7%を下回っていません

2014年12月期から2025年12月期までの12年間、営業利益率は8.4%〜14.3%で推移しています。最も低かったのは、コロナ禍の2020年12月期の8.4%。それでも基準の7%を上回りました。

2025年12月期は、売上高736億円、営業利益90億円で、営業利益率は12.3%でした。2026年12月期の会社予想は、売上高780億円、営業利益93億円で、営業利益率は約11.9%です。

ROE|9.4%で基準は満たすが、2年続けて低下

ROE(自己資本利益率)は、株主のお金でどれだけ効率よく利益を出しているかを示す指標です。2025年12月期は9.4%で、基準の8%を上回りました。

ただし、2023年12月期の12.1%から、11.4%、9.4%と2年続けて下がっています。基準を下回ったのは、コロナ禍の2020年12月期(6.9%)の1回だけです。

会社は中期経営計画で、2028年にROE10%以上を目標に掲げています。自己資本比率が高い会社は、そのぶんROEが上がりにくくなります。自社株買いなどで、どこまで効率を戻せるかが見どころです。

自己資本比率|68.5%で財務はとても厚い

自己資本比率は68.5%(2025年12月末)で、2026年6月末には69.1%になりました。基準の40%を大きく上回っています。借金に頼らず、自分のお金で事業を回している会社です。

配当|12年で約11.8倍。減配は1回だけ

2014年12月期の16.1円から、2026年12月期の予想190円まで、12年で約11.8倍になる見込みです。ニチリンは2014年10月に1株を1.1株、2018年1月に1株を1.3株に分割しているため、2017年以前は分割後の株数に換算しています。

減配は、コロナ禍の2020年12月期(60円→45円)の1回だけです。翌年は83円と、減配前を大きく上回りました。

2024年と2025年はどちらも176円で、一見すると横ばいです。ただし2024年の176円には、創立110周年の記念配当5円が含まれていました。普通配当だけで比べると171円→176円で、2025年も実質的には増配です。

配当方針は、2026年から配当性向45%を目安とし、DOE(株主資本配当率)2.5%を下限とするものです。2026年12月期の予想配当性向は44.8%です。

減配があるのに、なぜ「◎」なのか

「5基準すべて◎」と書く以上、ここは正直に説明しておきます。当ブログでは「配当安定・増配傾向」を、一度も減配していないかどうかだけでは判定していません。次の4つを見ています。

判定で見ることニチリンの場合
① 長い目で見て、配当が増えているか12年で16.1円→190円(予想)。約11.8倍
② 減配は一時的で、すぐに戻ったか減配は2020年の1回だけ。翌年に83円と、減配前の60円を上回った
③ 減配の理由は、会社の稼ぐ力が落ちたためか理由はコロナ禍による業績の悪化。その年も営業利益率は8.4%で、基準の7%を上回っていた
④ これからの配当を支える方針があるか配当性向45%を目安とし、DOE2.5%を下限とする方針

4つすべてを満たしているため、ニチリンの配当は◎としました。

同じ基準で判定したコマツは、2020年・2021年と2年続けて減配し、足元の配当も横ばいだったため△にしています。減配の「回数」と「戻り方」の違いが、◎と△を分けました。

ただし、DOE2.5%の下限は、将来の配当額を保証するものではありません。また、減配が1回あるのは事実です。「連続増配株」を探している人にとっては、ニチリンは条件に合わない点に注意してください。

コマツ(機甲の侍)の記事|減配2回で配当を△とした判定

総合利回り|4.71%で基準を上回る

株価4,250円、予想配当190円で計算すると、配当利回りは4.47%です。100株・1年以上の優待1,000円分を加えると、総合利回りは4.71%になります。

配当だけで利回り3.5%になる株価は、約5,429円です。今の株価から3割近く上がっても、配当だけで基準を満たす計算です。

マロナ「5つすべて◎は、なかなか出会えません。ただ、ROEが下がり気味な点は、これからも見ておきたいですね」

株主優待|クオカードからデジタルセレクトギフトへ

ニチリンの株主優待は、100株以上を1年以上持ち続けた株主がもらえます。2026年7月22日の会社発表により、2026年12月31日の基準日から、内容がクオカードからデジタルセレクトギフト(WEBで品物を選べるギフト)に変わります。金額と条件は変わりません。

保有株数1年未満1年以上3年未満3年以上
100株以上なし1,000円分3,000円分
1,000株以上なし2,000円分4,000円分
5,000株以上なし3,000円分5,000円分
項目内容
権利確定12月末(年1回)
1年以上の条件6月末と12月末の株主名簿に、同じ株主番号で3回以上続けて記載されていること
3年以上の条件同じく7回以上続けて記載されていること
2025年12月の基準日までクオカード
2026年12月の基準日からデジタルセレクトギフト
受け取り方3月下旬に届く案内を見て、WEBで品物を選ぶ(選択期限は6月末日)

※2026年10月時点の内容です。最新の条件はニチリンのIRでご確認ください。

いちばん気をつけたいのは、選ぶ手続きが必要になることです。クオカードは届けばそのまま使えましたが、デジタルセレクトギフトは自分で品物を選ばなければなりません。会社の優待ページでも、選択期限の6月末日を過ぎると手続きできないとされています。案内を見落とさないようにしましょう。

案内は12月31日時点の株主名簿の住所に届き、紛失しても再発行されません。引っ越しをした人は、証券会社に登録している住所も確認しておくと安心です。

また、証券会社の貸株サービスなどで株主番号が変わったり、途中で100株を下回ったりすると、継続保有のカウントが途切れる場合があります。

マロサは、クオカードを受け取りました

マロサは100株を1年以上持ち、1,000円分のクオカードを受け取ったことがあります。このまま持ち続けて3年以上になれば、優待は3,000円分に増えます。

学究社(導学の学者)の記事|100株で優待を最大化する考え方

マロナ「クオカードからギフトに変わっても、1年以上という約束は同じです。案内が届いたら、6月末までに選ぶのを忘れないでくださいね」

マロサの保有状況|取得単価3,810円、含み益11.5%

保有株数100株
保有期間1年以上
取得単価3,810円
現在の株価4,250円(2026年10月16日終値)
含み損益率+11.5%
取得利回り4.99%(2026年12月期の予想配当190円)
優待込みの取得利回り5.25%(優待1,000円分を含む)
現在の配当利回り4.47%

100株で持つ理由|優待込みの利回りを最大にするため

当ブログの分散方針は、多くの銘柄を優待がもらえる最小単元で持ち、優待込みの利回りを高めることです。

ニチリンの優待は、100株でも1,000株でも、もらえる金額の差は大きくありません。1年以上の場合、100株なら1,000円分で、株価4,250円での優待利回りは0.24%。1,000株なら2,000円分ですが、投資額が10倍になるため、優待利回りは約0.05%まで下がります。

優待の価値がいちばん大きくなるのは、100株のときです。だからマロサは、ニチリンを100株に抑えています。

これから買う人の検討水準

株価配当利回り位置づけ
5,429円3.50%5基準の総合利回りのライン(配当のみ)
4,375円4.34%上場来高値(2026年2月27日)
4,250円4.47%現在(2026年10月16日終値)
4,000円4.75%参考
3,810円4.99%マロサの取得単価

※配当利回りは、すべて2026年12月期の予想配当190円で計算しています。

マロサは、今の株価でも利回り4.47%あり、これから買う人にとっても検討してよい水準だと考えています。ただし、株価は上場来高値の4,375円まであと約3%の位置にあります。高値の近くであることも知ったうえで、判断したいところです。

マロナ「利回りは魅力的です。でも、高値の近くで買うなら、弱点も先に知っておきましょう」

なぜニチリンは「制動の機工士」なのか

ニチリンは、1914年に神戸で創業した自動車部品メーカーです。主力は、車やバイクのブレーキホース(制動系ホース)。ほかにも、エアコンや冷却用の配管、パワーステアリングのホースなど、液体や空気を運ぶ「流れ」の部品を手掛けています。

当ブログでは、車やバイクを確実に止めるための部品を作り、整えるこの会社の姿を、機械を扱う技術者に重ねて「制動の機工士」と名付けました。

ブレーキを踏んだ力を、確実に伝える

ブレーキホースは、ブレーキを踏んだり、レバーを握ったりした力を、油の圧力でタイヤ側のブレーキに伝える部品です。高い圧力がかかっても膨らまず、漏れず、長く使っても劣化しにくいことが求められます。

派手さはありません。でも、ここが壊れれば車もバイクも止まれません。目立たないのに、命を預かる部品です。

二輪車用ブレーキホースは、国内で100%近いシェア

ニチリンは、二輪車用ブレーキホースで国内100%近いシェアを持つとされています。中期経営計画では、二輪向けの新しいブレーキホース「SLIMONE®」の比率を、二輪の売上の30%まで高める目標も掲げています。

EVの時代に向けた「流れ」の技術

ニチリンは、2026年2月に中期経営計画(2026〜2028年)を発表しました。2028年に売上高900億円、営業利益100億円、ROE10%以上を目指しています。

成長の柱の一つが、EVやPHEVの電池を冷やす配管など、熱を管理する部品です。車だけでなく、定置用の蓄電池の冷却にも広げようとしています。EVになってもブレーキは必要で、電池を冷やす配管という新しい需要も生まれます。

株主還元では、2026〜2028年の3年間で配当90億円、自社株買い40億円、合わせて130億円を予定しています。

財務指標で見る機工士の姿

機工士の姿財務指標
確かな腕前営業利益率12.3%(12年間、一度も7%を下回っていない)
工房の頑丈さ自己資本比率68.5%
仲間への分け前配当性向45%目安・DOE2.5%下限。12年で配当は約11.8倍

クルマ経済圏の4人目|機動装具師との違い

当ブログでは、車にかかわる銘柄に「クルマ経済圏」としてジョブを与えてきました。燃料を届けるENEOS(炎脈の守護者)、足元を支えるブリヂストン(機動装具師)、車とバイクそのものを作るホンダ(竜騎士)。ニチリンは、そこに「止まる力」を加える4人目です。

同じ整備工場に立つ機動装具師が、タイヤで路面をつかむ職人なら、制動の機工士は、ブレーキの力を伝えて確実に止める職人です。

ブリヂストン(機動装具師)の記事/ホンダ(竜騎士)の記事/ENEOS(炎脈の守護者)の記事

マロナ「走る、支える、届ける、そして止める。4人そろって、はじめて安心して走れますね」

マロサ×マロナ対談|100株で、優待の価値を最大にする

マロナ: マロサさん、ニチリンは100株だけなんですね。5基準がすべて◎なのに、買い増さないんですか。

マロサ: はい。ニチリンは、優待の価値を最大にするために100株に抑えています。今後の成長次第では買い増しをしてもいい銘柄ですが今ではないと考えています。

マロナ: 1,000株にしても、優待は2,000円分ですものね。

マロサ: そうなんです。株数を10倍にしても、優待は2倍にしかなりません。優待込みの利回りがいちばん高くなるのは、100株のときです。

マロナ: 優待は、もう受け取りましたか。

マロサ: 1,000円分のクオカードを受け取りました。次からはデジタルセレクトギフトに変わるので、案内が届いたら忘れずに選ぶつもりです。

マロナ: 今の株価4,250円は、上場来高値の近くです。これから買う人には、どう見えますか。

マロサ: 高値の近くではありますが、それでも配当利回りは4.47%あります。これから買うとしても、検討してもいい水準だと考えています。

マロナ: 走る力より、止まる力。目立たない部品を作り続けてきた会社の、地道な強さですね。

マロサ: はい。1年以上という条件を守りながら、まずは3年以上の優待を目指して持ち続けたいと思います。

マロナ: 持ち続けることで、優待も育っていきます。時間を味方につけていきましょう。

弱点・リスク|止まる力を支える会社にも、逆風はある

自動車の生産台数の減少

ニチリンの売上は、車やバイクがどれだけ作られるかに左右されます。景気の悪化や部品不足などで自動車メーカーが生産を減らすと、ブレーキホースの注文も減ります。コロナ禍の2020年12月期には、営業利益率が8.4%まで下がり、配当も60円から45円に減りました。

米国の関税と海外事業

ニチリンは、北米・中国・アジア・欧州などに拠点を持ち、世界で事業を展開しています。中期経営計画でも、米国の関税の影響を抑えるため、材料の調達先や輸送ルートの見直しに取り組むとしています。貿易の制限が強まれば、利益を圧迫する可能性があります。

為替の変動

海外での売上が多いため、為替の影響を受けます。円安なら円換算の売上や利益が膨らみ、円高になれば目減りします。

EV化で減る部品もある

ブレーキホースはEVにも必要です。一方で、オートマチック車の変速機の油を運ぶATFホースや、ディーゼル車の排ガス浄化に使う尿素SCRホースのように、エンジン車ならではの部品もあります。EVへの移り変わりに合わせて、冷却配管などの新しい製品を育てられるかが課題です。

ROEの低下と、2026年上期の減益

ROEは2年続けて下がり、2025年12月期は9.4%でした。2026年12月期の上期(1〜6月)は、売上高が422億円(前年同期比18.3%増)、営業利益が52億円(5.9%増)と伸びた一方で、純利益は約29億円(4.1%減)と減りました。売上の伸びほど、利益が伸びていない点は気になるところです。

公正取引委員会からの勧告

2026年9月3日、ニチリンは公正取引委員会から、旧下請法に違反したとして勧告を受けました。取引先25社に対し、発注しない期間も金型など1,048個を無償で保管させていたことが、「不当な経済上の利益の提供要請」にあたるとされたものです。

会社は勧告を厳粛に受け止めるとし、2024年9月〜2025年12月分の保管費用はすでに支払い、社内の教育やチェック体制を強化するとしています。業績への影響は発表されていません。金額は大きくありませんが、取引先を大切にする姿勢は、部品メーカーが長く信頼されるための土台です。再発防止の取り組みを見ていきたい点です。

株価が上場来高値の近くにある

株価は2026年2月27日に4,375円をつけ、上場来高値を更新しました。今の4,250円は、そこから約3%下の位置です。また、ニチリンは東証スタンダード市場の中小型株で、売買の量は多くありません(2026年10月16日の出来高は2万200株)。値動きが大きくなる場面もあります。

マロナ「止まる力を支える会社でも、自動車の生産が止まれば業績は揺れます。強みと弱点、両方を知っておきましょう」

よくある質問|ニチリンの配当と株主優待

ニチリンの株主優待は何株からもらえますか

100株以上を1年以上持ち続けると、もらえます(6月末と12月末の株主名簿に、同じ株主番号で3回以上続けて記載)。100株なら1年以上で1,000円分、3年以上で3,000円分です。1年未満ではもらえません(2026年10月時点)。

クオカードはもうもらえないのですか

2026年12月31日の基準日から、クオカードはデジタルセレクトギフトに変わります。金額と継続保有の条件は変わりません。3月下旬に届く案内を見て、6月末日までにWEBで品物を選ぶ必要があります。

配当の権利確定月はいつですか

6月末(中間配当)と12月末(期末配当)の年2回です。2026年12月期の年間配当は190円(中間95円・期末95円)の予想です。株主優待の権利確定は12月末の年1回です。

何円から買えますか

証券会社の単元未満株のサービスを使えば、1株から買えます。株価4,250円なら1株4,250円で、予想配当190円(税引前)を受け取れます。

通常の売買単位は100株で、株価4,250円なら42万5,000円です(手数料などは別)。株主優待は100株以上が条件なので、優待を目的にするなら100株が必要です。

※単元未満株の取り扱いの有無や手数料、注文できる時間帯は証券会社によって異なります。単元未満株には議決権がなく、株主優待の対象にもなりません。

ニチリンは減配したことがありますか

あります。2020年12月期に、コロナ禍の影響で60円から45円に減配しました。翌年は83円に増配し、減配前を上回っています。2014年12月期以降で減配はこの1回です。

ニチリンはどんな会社ですか

1914年に神戸で創業した自動車部品メーカーです。主力は車やバイクのブレーキホースで、二輪車用ブレーキホースでは国内100%近いシェアを持つとされています。エアコンや電池の冷却配管なども手掛けています。

まとめ|止まる力を支え続ける、制動の機工士

  • 5基準はすべて◎。ただしROEは2年続けて下がり、9.4%
  • 営業利益率は12年間、一度も7%を下回っていない(最低8.4%)
  • 配当は12年で約11.8倍。減配は2020年の1回だけ
  • 株価4,250円で配当利回り4.47%、優待込みの総合利回り4.71%
  • マロサは取得単価3,810円で100株・1年以上保有。含み損益率+11.5%、取得利回り4.99%
  • 優待は2026年12月の基準日から、クオカード→デジタルセレクトギフト。6月末日までの手続きを忘れずに
  • 弱点は、自動車の生産・米国の関税・為替の影響、公正取引委員会からの勧告、上場来高値の近くにある株価

ニチリンは、目立つ会社ではありません。でも、創業から100年を超えた今も、車やバイクが確実に止まるための部品を作り続けています。12年間、営業利益率7%を守り、配当は約11.8倍になっています。

マロサは、この会社を100株で持ち、優待込みの利回りを最大にする道を選びました。派手さよりも確かさ。止まる力を支え続ける機工士と、時間をかけて付き合っていきたい銘柄です。

マロナ「止まる力があるから、安心して走れる。資産づくりも、守りがあってこその長期戦です。長期思考で、未来を育てていきましょう」

早稲田アカデミー(鍛学の学者)の記事

出典

  • 業績・財務指標・配当:ニチリン 決算短信(2014年12月期〜2025年12月期)、2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信(2026年8月)
  • 株式分割:ニチリン 決算短信(2018年1月1日付で1株につき1.3株)、2014年10月1日付の1株につき1.1株
  • 記念配当:ニチリン 2024年12月期 決算短信(創立110周年記念配当5円)、2014年12月期 決算短信(創立100周年記念配当)
  • 配当方針・自社株買い・中期経営計画:ニチリン 中期経営計画2026-2028年、ニチリン 株式情報
  • 株主優待(2026年の品目変更):ニチリン「株主優待制度の一部変更(優待品目の変更)に関するお知らせ」(2026年7月22日)、ニチリン 株主優待ページ
  • 株主優待(継続保有の条件の導入):ニチリン「株主優待制度の変更に関するお知らせ」(2022年2月14日)
  • 公正取引委員会の勧告:公正取引委員会 報道発表(2026年9月3日)、ニチリン「公正取引委員会からの勧告について」(2026年9月3日)
  • 二輪車用ブレーキホースのシェア:MarkLines 企業情報(ニチリン)
  • 株価:2026年10月16日の終値、上場来高値(2026年2月27日)

※配当利回り・取得利回り・含み損益率・優待利回りは、当ブログが計算しています。2017年以前の配当は株式分割を調整した値です。数値は2026年10月時点で確認したものです。

免責事項

本記事は、公開情報をもとに筆者の考えをまとめたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載した数値は執筆時点のものであり、将来の配当・株価・株主優待の内容を保証するものではありません。投資の最終判断は、ご自身の責任でお願いいたします。

※マロナは当ブログ独自のキャラクターであり、実在の企業・団体の公式キャラクターではありません。

ABOUT ME
マロサ
マロサ
サラリーマン投資家
2011年から株式投資を始めたサラリーマン投資家です。 これまで相場の上げ下げを経験しながら、失敗も含め多くの学びを得てきました。 「人生とは投資の連続である」という考えのもと、 お金の投資だけでなく、時間・経験・挑戦といった “人生の投資” についても考えながら、これから資産形成を始める方に少しでも役立つ情報を発信していきます。
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