ホンダは買いか?利回り4.9%・上場以来初の赤字でも減配なし|新設優待「ホンダ太陽グッズ」を初心者向けに解説
今回は、新設された株主優待の案内がマロサのもとに届いたので、そのご紹介も兼ねてホンダ(本田技研工業)を取り上げます。
ホンダは、バイクや車でトヨタに次いで誰もが知っている企業ではないでしょうか。
今回ホンダを紹介する理由は、配当利回り4.90%という高利回りだけではありません。2026年に初の赤字に転落しながらも減配しなかった株主還元への姿勢と、新設された優待に込められた「三方良し」の理念に、マロサが注目しているからです。
この記事では、ホンダの基本情報に加え、自己資本比率・営業利益率・ROE・配当推移も見ながら、メリットとデメリットを初心者向けに分かりやすく整理していきます。
ホンダとはどんな会社か
ホンダ(本田技研工業)は、二輪・四輪・パワープロダクツ事業を世界中で展開する総合モビリティカンパニーです。二輪車では世界トップシェアを誇り、四輪では「N-BOX」が新車販売ランキング上位の常連。さらに小型ジェット機「HondaJet」まで手がける、日本を代表するグローバル企業です。
2026年6月11日の終値は1,427.5円、予想配当利回りは4.90%、時価総額は約6兆4,709億円です。
配当利回り4.90%は今シリーズで紹介してきた銘柄の中でも最高水準です。ただし、利回りが高いことには理由があります。後ほど正直にお伝えします。
ホンダの基本データ
【基本データ表】
| 項目 | データ(2026年6月11日時点) |
|---|---|
| 証券コード | 7267 |
| 業種 | 輸送用機器 |
| 株価(終値) | 1,427.5円 |
| 時価総額 | 約6兆4,709億円 |
| 権利確定月 | 3月、9月(優待基準日は3月末) |
| 配当利回り | 4.90% |
| 自己資本比率 | 35.3%(2026年3月決算) |
ホンダの財務分析|2026年は正直に言って厳しい
自己資本比率35.3%|やや物足りない水準
2026年3月決算時点の自己資本比率は35.3%です。マロサの合格基準(40%以上)には届いていません。
この要因としてマロサが分析しているのは、EV事業の低迷により初の赤字に転じたことです。世界的なEV市場の競争激化と需要の伸び悩みが、ホンダの財務にも影響を与えています。
⚠️ マロサの評価: 自己資本比率はマロサ基準(40%以上)に未達です。EV事業の動向が今後の財務改善のカギになります。
営業利益率|2026年は赤字でマイナスに転落
営業利益率は全体的にやや物足りない水準で推移しており、2026年は赤字となりマイナスに転じています。

今シリーズで紹介してきた銘柄の中で、直近が赤字なのはホンダが初めてです。この事実から目を背けずに、正直にお伝えします。
ROE|達成している年もあるが安定しない
ROE(自己資本利益率)は、達成している年もありますがやや物足りない数値で推移しています。

営業利益率・ROEともに、ヤマハ発動機やクミアイ化学工業と同様に業績の波がある銘柄です。
ホンダの配当|赤字でも減配しなかった株主還元の姿勢
ここからがホンダの評価が分かれるポイントです。
配当推移を見ると、コロナ禍で若干の減配はあるものの、配当を維持し株主に還元しようとする姿勢が見てとれます。

💡 特に注目すべきは、初の赤字に転じた2026年も減配しなかったことです。
赤字決算で減配する企業は珍しくありません。その中でホンダは配当を維持しました。これは「株主への還元を経営の優先事項とする」という意思表示だとマロサは受け取っています。
ただし、赤字で配当を維持しているということは配当性向がかなり高くなっているということでもあります。業績回復が遅れれば、将来的な減配リスクは残ります。この点は冷静に認識しておく必要があります。
ホンダの新設優待|「ホンダ太陽」製作グッズに込められた理念
今回マロサのもとに届いたのが、2026年3月権利分から新設された株主優待の案内です。
ホンダは2026年3月6日に株主優待制度の拡充を発表し、グループ会社であるホンダ太陽の製作グッズ(アパレル・オリジナルグッズなど)を優待内容に追加しました。条件は保有株式数100株以上で、保有継続年数の条件はありません。

ホンダ太陽とは?|本田宗一郎の理念が息づく会社
この優待で特に注目してほしいのが「ホンダ太陽」という会社です。
ホンダ太陽株式会社は、ホンダ創業者である本田宗一郎が「Hondaのものづくりを通じた、障がいのある人たちの社会的自立の促進」という理念のもと1981年に設立された特例子会社です。
つまりこの優待グッズを受け取ることは、障がいのある方々のものづくりを応援することにつながるのです。
💡 TOKAIホールディングスの記事でお伝えした「三方良し」を覚えているでしょうか。株主は優待を受け取って嬉しい、企業は株主との絆が深まる、そして社会には障がいのある方の自立支援という貢献が生まれる。この優待はまさに三方良しを体現した優待だとマロサは感じています。
マロサは今回トートバッグを選びました。 届くのが今から楽しみです。届いたらまたこのブログで紹介したいと思います。
体験型優待も充実|長期保有でHondaJet体験も
ホンダの優待はグッズだけではありません。100株以上かつ1年以上の継続保有でレース観戦・Enjoy Honda・セーフティスクール体験会、3年以上の継続保有でHondaJet体験会・工場見学会・マリン試乗会・モビリティリゾートもてぎ体験会に抽選で応募できます。
【優待内容まとめ(すべて抽選制)】
| 保有条件 | 優待内容(抽選) |
|---|---|
| 100株以上(期間不問) | ホンダ太陽製作グッズ・カーシェア割引クーポン・ラグビー観戦招待 |
| 100株以上・1年以上 | レース観戦・Enjoy Honda・セーフティスクール体験会 |
| 100株以上・3年以上 | HondaJet体験会・工場見学会・マリン試乗会・もてぎ体験会 |
⚠️ 注意:すべての優待が応募・抽選制です。 必ずもらえる優待ではない点にご注意ください。
HondaJet体験会は、航空機まで手がけるホンダならではの非常に珍しい優待です。長期保有のモチベーションになります。
ただし、ホンダにも注意点は多い
⚠️ デメリットまとめ
・2026年3月期はEV事業低迷により初の赤字に転落 ・営業利益率は2026年にマイナス ・自己資本比率35.3%はマロサ基準に未達 ・赤字でも配当維持のため配当性向が高く、将来の減配リスクあり ・優待はすべて抽選制で必ずもらえるわけではない ・海外売上比率が高く為替リスクが大きい
マロサはホンダをどう見るか
ホンダの利回り4.90%という数字は魅力的に見えます。ですが、利回りが高いのは赤字転落で株価が下がっているからでもあります。
「今買うのはためらう」という方もいるはずです。今後の業績回復にかけるのか、判断が分かれるところだと思います。
マロサとしては、今後の業績回復にかけて、今後も持ち続けていきたいと考えています。理由は3つあります。
✅ マロサが持ち続ける3つの理由
・赤字でも減配しなかった株主還元への強い姿勢 ・二輪世界トップシェアという揺るがない事業基盤 ・ホンダ太陽の優待に見られる「三方良し」の企業理念
特に、
- 高利回り銘柄を業績回復期待で仕込みたい方
- ホンダ製品(車・バイク)のファンの方(マロサもその一人です)
- 体験型優待(レース観戦・HondaJet等)に魅力を感じる方
- 三方良しの企業理念に共感できる方
には検討の余地がある銘柄です。
ただし、業績回復は確定ではありません。アスクルの記事でお伝えしたように「明日の株価は誰にもわからない」のが投資の現実です。
⚠️ これはあくまでマロサ個人の考え方です。株価は今後も上下します。実際に購入する際は、ご自身の資金状況・リスク許容度に合わせて判断してください。
まとめ|赤字でも減配しない姿勢と三方良しの優待に注目
今回は、新設優待の案内が届いたホンダ(本田技研工業)を紹介しました。
✅ ホンダの魅力まとめ
・配当利回り4.90%は今シリーズ最高水準 ・初の赤字でも減配しなかった株主還元の姿勢 ・二輪世界トップシェアの事業基盤 ・ホンダ太陽製作グッズの優待は「三方良し」を体現 ・HondaJet体験会など他にはない体験型優待
⚠️ 注意点まとめ
・2026年はEV事業低迷で初の赤字 ・営業利益率・ROE・自己資本比率はマロサ基準に未達 ・配当性向が高く将来の減配リスクあり ・優待はすべて抽選制
高利回りには必ず理由があります。その理由を理解した上で、業績回復への期待と株主還元の姿勢を信じて持ち続けるかどうか。それを判断するのが投資家の仕事です。
トートバッグが届いたら、またこのブログで紹介します。引き続きマロサ保有銘柄の紹介を続けていきます。一緒に積み上げていきましょう。
※投資には元本割れのリスクがあります。本記事は特定の投資行動を推奨するものではなく、マロサ個人の考え方の共有です。投資判断はご自身でお願いいたします。

