【初心者向け】優待株・高配当株の選び方|マロサ流5つの分析基準をKDDIで実例解説
「優待株や高配当株って、どうやって選べばいいの?」
「利回りが高ければ、それだけで買っていいの?」
「初心者でも企業分析ってできるの?」
そんな疑問を持つ方は多いと思います。
優待株・高配当株投資は、
配当金や株主優待という“目に見えるリターン”があるため、投資初心者にも人気があります。
ただし、利回りだけを見て買うと失敗することがあります。
結論から言うと、マロサは次の5つを重視しています。
- 優待込み利回り3.5%以上
- 営業利益率7%以上
- ROE8%以上
- 自己資本比率40%以上
- 増配傾向、または減配しない企業
この記事では、
マロサが実際に優待株・高配当株を選ぶときに見ているこの5つの基準を紹介したうえで、
実際に保有しているKDDIを例に、企業分析のやり方を解説します。
この記事を読むと、
- 優待株・高配当株を選ぶ基準
- 企業分析で見るべきポイント
- IRBANKや企業IRの使い方のイメージ
- マロサがどう判断しているか
が分かるようになります。
マロサが優待株・高配当株を選ぶ5つの基準
マロサが重視しているのは、次の5つです。
① 優待込み利回り3.5%以上
高配当株投資では、まず利回りが大事です。
ただし、配当だけでなく優待も含めた総合利回りで考えるようにしています。
② 営業利益率7%以上
本業でしっかり利益を出せている企業かどうかを見るために、営業利益率を確認します。
利益率が高い企業は、価格競争に巻き込まれにくく、事業が強い傾向があります。
③ ROE8%以上
ROEは、株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えているかを見る指標です。
高すぎても低すぎても注意ですが、ひとつの目安として8%以上を見ています。
④ 自己資本比率40%以上
財務の安定感を見るための指標です。
ただし、これは業種によって見方を変える必要があるので、後でKDDIの実例でも触れます。
⑤ 増配傾向、または減配しない企業
マロサが特に重視しているのはここです。
今の利回りだけでなく、将来の配当がどう伸びるかを見ることが、高配当株投資では非常に重要です。
この5つを見れば、
「ただ利回りが高いだけの銘柄」ではなく、
長く持ちたい企業かどうかを判断しやすくなります。
まずはIRBANKや企業ホームページで数字を見る
マロサは銘柄分析をするとき、
まずIRBANKや企業のホームページで決算情報を確認します。
数字を見ることで、その企業が
- しっかり利益を出しているか
- 株主還元に前向きか
- 財務が危なすぎないか
を判断しています。
初心者の方も、いきなり難しい分析をしようとしなくて大丈夫です。
まずは
- 利回り
- 売上や利益の推移
- 配当の推移
- 財務の安定感
このあたりを見るだけでも十分です。
実例:KDDIをマロサ流に分析してみる
今回、例として取り上げるのはKDDIです。
KDDIは情報通信業の大手企業で、auを手がけるインフラ系の会社です。
時価総額2026年3月18日現在で11兆2486億円と大きく、知名度の高い企業なので、企業分析の例としても分かりやすい銘柄だと思います。
ここからは、マロサの5つの基準でKDDIを見ていきます。
① 利回りを見る
まず最初に見るのが利回りです。
KDDIは、2026年3月18日の終値では株価2686円、配当利回り2.98%となっています。
マロサの基準である優待込み3.5%以上には、配当だけでは少し届きません。
ただし、高配当株投資では
「今の配当利回りだけで判断しない」
ことも大切です。
配当が今後も増えていく企業なら、将来的には実質的な利回りが上がっていく可能性があるからです。
② 営業利益率を見る
次に見るのが営業利益率です。
KDDIは2014年以降おおむね15%以上の営業利益率を維持しています。
これはかなり優秀です。
本業でしっかり利益を出せている企業は、長期で見ても安心感があります。
「一時的に良い」のではなく、長い期間にわたって高水準を維持できているかです。
③ ROEを見る
ROEは、株主のお金をどれくらい効率よく利益に変えているかを見る指標です。
KDDIは、2014年以降10%前後を推移しており、
マロサ基準の8%以上を満たしています。
この点も高評価です。
ROEは高ければ高いほど良いという単純なものではありませんが、
少なくとも「株主資本をしっかり活かして利益を出している会社か」を見るうえで大切な指標です。

④ 自己資本比率を見る
自己資本比率は、会社の財務の安定感を見る指標です。
KDDIは、3月18日時点で30.4%です。
マロサ基準の40%には届いていません。
ただし、ここで大切なのは
「業種平均との差も見る」
ということです。
通信業の他社として
- NTT:34%
- ソフトバンク:17%
を比較対象に挙げると、
KDDIの30.4%は、通信業の中では極端に悪い数字ではありません。
このように、自己資本比率は
40%以上かどうかだけで機械的に判断するのではなく、同業他社と比べてどうか
を見る視点が大切です。
⑤ 増配傾向を確認する
マロサが特に重視しているのが、
増配傾向、または減配しない企業かどうかです。
KDDIは、グラフを見ると2014年以降、配当が右肩上がりになっており、
増配に積極的な企業だと評価しています。
これは高配当株投資では非常に大きな魅力です。
高配当株は、今の利回りだけでなく、
将来の配当が伸びるかどうか
を見ることが大切です。

KDDIの優待も忘れてはいけない
KDDIの魅力は、配当だけではありません。
株主優待もあります。
今の優待は、
- 200株以上必要
- 1年以上継続保有で2000円相当
- 5年以上で3000円相当
のPontaポイントやローソン・成城石井の商品詰め合わせがもらえる内容になっています。
5年以上保有で3000円相当と考えると、優待利回りは約0.5%となり、
優待込みではマロサ基準を満たすと判断しています。
優待株投資では、こうした現金以外のリターンも含めて考えることが大切です。
※優待内容は変更される場合があります
マロサの現在の投資判断
KDDIについては、
最近、不正問題があったため、今は売らずに次の決算まで様子を見る
というのがマロサの考えです。
この視点はとても大切です。
高配当株投資では、
「数字が良いから即買い」ではなく、定性的な問題も含めて判断すること
が必要だからです。
具体的には、
- 問題が一時的なものか
- 不正を繰り返す企業体質なのか
- 減配リスクはないか
まで考える必要があります。
マロサとしては、次の決算の内容が良ければ
株価が2400円以下になったら買い増しを検討しようと考えています。
今の株価でも長期保有を前提にすれば悪くないと感じますが、
個別株はタイミングがかなり重要だと思っています。
マロサとしては、2600円台は少し高め、
2400円以下になると割安感が出てくると分析しています。
ただし、明日の株価を正確に見通せる人はいません。
2400円になることが一生ない可能性もあります。
そのため、タイミングについてはあくまで個人の判断です。
マロサとしては、2400円以下なら安いと感じるという考え方になります。
利回りでいうと、おおよそ3.3%前後です。
理想としては2270円あたりですが、直近の株価推移を見て、現実的には2400円以下をひとつの目安にしています。
高配当株投資で一番大事なのは「基準を持つこと」
今回のKDDI分析で伝えたいのは、
KDDIを買うべきだということではありません。
大切なのは、
- 利回り
- 利益率
- ROE
- 財務
- 増配傾向
という自分なりの基準を持って分析することです。
基準がないと、
- 利回りが高いから買う
- SNSで人気だから買う
- なんとなく有名だから買う
といった危ない投資になりやすいです。
まとめ
マロサが優待株・高配当株を選ぶ基準は、次の5つです。
- 優待込み利回り3.5%以上
- 営業利益率7%以上
- ROE8%以上
- 自己資本比率40%以上
- 増配傾向、または減配しない企業
今回はKDDIを例に、
実際にどのように企業分析をしているかを紹介しました。
KDDIは、利回り以外ではかなり優秀な企業で、
優待も含めると魅力のある銘柄だと考えられます。
ただし、不正問題など定性的な部分も含めて、最終判断は慎重に行う必要があります。
高配当株投資は、
数字を見る力と、自分の基準を持つこと
で失敗しにくくなります。
今後需要があれば、
他の銘柄についても同じように分析し、
マロサとして「いくらなら買いたいか」まで含めて発信していければと思います。
※投資には元本割れのリスクがあります。
本記事は特定の投資行動を推奨するものではなく、あくまで考え方の共有として参考にしてください。

